三重苦

10月末に投稿した英語論文が査読から返ってきた。早い。

現在の評価としては"major revision"なので、査読者の提示した要求に従ってコツコツと改訂すれば掲載を考えてあげよう、という状態。これから8週間以内に(つまり正月までに)再投稿の原稿を仕上げなければならない。

来週末に学会発表、来月末に別の論文(日本語)が一本と翻訳の第一稿の仕上げが待っている。翻訳は正直なところ第一稿の仕上げまであと10日という状態が限界だろう。

何にせよ、今年はクリスマスや大晦日など存在しない、というのは明らかである。

ル・クレジオ訪日

クレジオが来日講演を行うようです。29日なら行けそうですが、割と早目に並ばないと1番大教室は厳しいかもしれませんね。



フィクションという探求
ル・クレジオ氏を迎えて

2008年ノーベル文学賞受賞作家 ル・クレジオ氏を迎えて講演会を開催いたします。
(聞き手:中地義和教授)
みなさま、ふるってご来聴ください。

日時 2009年11月29日(日)15:00開演
                  (14:15会場) 
題目 フィクションという探求
場所 東京大学文学部(本郷キャンパス
法文2号館2階1番大教室
     (2番大教室にて同時中継)
    
    ※入場無料、同時通訳付

どなたでもご自由にご参加頂けます。
事前のお申し込み等は不要、当日先着順となります。

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/report.cgi?mode=2&id=224

巨大台風

そういえば報告がまだでしたが、無事にカナダでの発表を終えて帰国しております。

練習時間も十分にとれていたので、発表の出来はまあまあといったところでしょう。聴講者の方々からの評価はおおむね良好だったのですが、本当に内容が良かったのか、英語の拙い私への優しさなのか、微妙なところです。前者であると信じたい。

今月末までに質疑応答の内容を盛り込んだ論文を準備して、それを関連するジャーナルに投稿する予定です。

その前に、今週末には個人史的なイベントがあります。よりによってこの時期に台風が二つも迫っていますが、遠方からの方が飛行機で足止めを食わないのを祈るばかりです。

ご来場くださる皆様は存分に楽しんでいって下さいませ。

後悔と諦念

後悔とは、あるネガティブな出来事に関して、その出来事へとつながる時系列を遡り、その出来事を歴史から抹消しうる他行為可能性の存在を見出そうとする心的営みである(あの時にああしておけばよかったのに)。

反対に、諦念とは、あるネガティブな出来事に関して、その出来事へとつながる時系列を遡り、その出来事を歴史から抹消しうる他行為可能性の不在を納得しようとする心的営みである(あの時にはああするしかなかったんだ)。

後悔は諦念へと変わることで癒される。人はそれを自らの身に生じざるを得なかったもの、すなわち自らの「運命」として受け入れるのである。

メディカルカフェ開催

【諸般の事情により名称と会場が変更になりました。詳しくは下記リンクをご参照下さい】

私も運営に関わっているメディカルカフェの第一回が今度開催されます。ざっくばらんに言えば、コーヒーを片手に気軽にお医者さんと語り合おうという会です。東京近郊に在住の方はぜひお誘い合わせのうえお越しください。

http://medi-cafe.jugem.jp/

ちなみにポスターは私が作りました。